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読者からのお便りに答えて 3  (01.4.30)

 このHPに掲示板を作ってくれみたいな要望がかつてあったが、こんな劇団のこんなHPに掲示板を作った場合、考えられる結果 は次の2つしかないではないか。

1.劇団が劇団だけにそして、HPがHPだけに、荒らしの巣窟になってしまう。「おまんこおまんこ・・・」とか書いて1ページ埋め尽くすヤツとか続々出現し収拾がつかなくなる。

2.無名劇団なので、誰も何も書かないから放置状態に・・・トップページにいまだに半年前の書き込みが・・・

 ろくな結果が考えられない。だが、実はもう一つの可能性がある。

3.ファンと劇団関係者の心温まるなれあいの場になってしまう。

 これだけは勘弁して欲しい。そんな風になるんだったら1.や2.になる方がましだ。私は演劇活動もHP上での活動も戦場だと思っている。なれ合いの場などいらないのだ。 しかし、HP管理者に送られてくるメールはどれもこれも
「面白いHPですね。しょっちゅう読んでます。」
とか
「芝居応援してます。次回も期待しています。」
とか、そんなのばっか。いや、もちろん嬉しいよ。そういうのどんどん送ってね。人を楽しませるのが生き甲斐だから。でも、たまには怒りや非難、憎しみに満ちたメールの一つや二つないと、戦場って感じしないじゃんよ。不安になるじゃんよ。そういうのが一本も来ないなんておかしいじゃん・・・そんな風に思っていたら遂に来た!

ラップの詞はライムではなくてリリックです。
ライムは韻です。
基本的な所が出来ていません。もっと勉強しましょう。
そんなんで音楽に詳しいように書いちゃ恥です。
はっきり言ってあなたが勘違いしてたのには大笑いしてしまいました(笑) (栗田)

 「もっと勉強しましょう」「大笑いしてしまいました(笑)」(笑いの二重攻撃)というところに強力な侮蔑と敵意を感じます。本心はこんな感じでしょうか。

「歌詞」のことをライムとか言っててダッセー!日本のヒップホップのことを小馬鹿にした調子で書いてるようだけど、何も分かってないくせにえらそうなこと抜かすな、タコっ!馬鹿に馬鹿呼ばわりされたくねえんだよ。

ちなみにライム=rhymeを手許の英和辞典で調べたところ、

1.韻、脚韻、押韻、リズム

2.押韻詩、韻文 となっていて、本来韻を踏むことと韻を踏むことによって作られた詩文との両方の意味を持つようだ。しかし、ここでは音楽用語としてのライムとは何かが問題なので、英和辞典に書いてあることは参考程度にしかならない。と、いうことで「ヒップホップ ライム」で検索エンジンにかけてみると、結構「ライム(歌詞)」みたいな表記が多いことに気付く。例えば

 降谷 新曲で恋人と共演
 青学初等部からの幼なじみ
 掛け合いピッタリ
  「Dragon Ash」のラッパー、降谷建志(21)と交際中の新人歌手・MIHO(21)が、MIHOの新曲「OVER/ESPERANZA」(両A面 、6月7日発売)の プロモーションビデオで共演していることが17日、分かった。降谷が、MIHOと一緒に表舞台に登場するのは初めて。高額納税者番付にも入った若きカリスマが、今度は愛のパワーを全開させる。

 MIHOから依頼、すんなりOK

 プロモーションビデオで初めて共演することになった恋人同士の降谷建志とMIHO  「Dr agon Ash」ばかりでなく、ZEEBRA、スケボーキング、ラッパ我リヤなど数多くのアーティ ストとのコラボレーション(合作)も精力的に展開してきた降谷が、“最愛のパートナー”との初共演を実現させた
  2人が音楽活動で初共演するのは、MIHOの新曲「ESPERANZA」(スペイン語で 「希望」)。降谷が自作自演するライム(ヒップホップの歌詞)と、MIHOの透明感のある歌声が入り 交じる同曲のビデオで、息の合った掛け合いを見せている。制作段階から2人で協力しあったという作品 は、まさに希望に満ちた映像に仕上がっている。
 (スポーツ報知のウェブページより)

 これはほんの一例だ。  よく、「エンターテイメント」を「エンターティメント」と表記する人がいるが、「テイ」より「ティ」の方がなんか英語っぽいという気分からますます本来の発音から遠ざかってしまっている(本当は「エンターテインメント」ぐらいがより近いのに)。カッコ悪いカッコのつけかただ。あるいは、「フィーチャー(feature)する」を何の勘違いか「フューチャー(future)する」と言い換える人がいる。そういう勘違いはちょっと恥ずかしいが、そんなのにいちいち反応してたら大変なことになる。私の間違いもどうもその程度のもののようだ。
 この栗田という人はそういうのを発見する度に「大笑い」して指摘メールを送るのだろうか。忙しいのかヒマなのかよくわからない人だね。
 まあ、間違いを指摘されて、「みんなも間違ってるじゃないか」という反応するのはたしかにフェアな態度ではないね。素直に認めよう。「私は何も分かってない馬鹿です」そして「このコラムはまさに馬鹿が何かを馬鹿にして喜んでいるタチの悪いコーナーです」
 私は馬鹿だが、なぜか自分が知性や知能やセンスのヒエラルキーの中でどのような階層に属するのか正確に把握している。これが私の唯一のとりえだと思う。そして、もしかしたら私が表現行為を続ける根拠なのかも知れない。意外にこれが出来る人間が少ないのだ。なぜなら人間にはプライドというものがあって正確な把握を邪魔するからである。もちろん私にもプライドはある。店とかキップ売り場とかで順番抜かされると相手に強力な殺意を憶える。これはなんだかんだ言ってもプライドがある証拠だろう。しかし、挫折と空回りばかりの人生経験からプライドに邪魔されず自分の程度を意識し続ける態度を収得したのだ。みんな収得したいかい?この術!(人はそれを「卑屈な態度」と呼ぶ)
 この栗田という人は私をバカ呼ばわりすることでこの私によってバカにされるJ−ヒップホップの名誉を挽回しようと試みたのだろう。「バカなのはオマエでジブラはバカじゃねえ!」しかし、私はあなたの言うとおりバカだが、ヒップホップも依然としてバカである。私とヒップホップとどちらがよりバカかはたいした問題ではない。両者とも五十歩百歩の知能知性最底辺層に位 置しているお仲間だ。「朝から瓦版に目を通す山田マン」(「Deep Impact」より)もまさか社説を読む能力なんてないだろうが、それは私も同じだ。っていうか、社説のある新聞がない世界にいるのではないだろうか。わたしもそうだ。私の通 う職場にはいつも社説がない、そのかわりに競馬欄と風俗紹介欄とユンボオペレーター募集記事(ユンボオペってうらやましいね)が掲載されている「新聞」がおいてある。私はたまたま社説がある新聞も知っているので、山田マンより社説勝負では勝ちかも知れないが、たいした勝ちではない。なぜなら世の中には社説を読める人間というものが存在するからである。それどころか社説を書ける人間も存在するのだ。知の世界は奥が深いね。それなら、風俗紹介欄のあるアレを新聞だと思いこんで、「俺は新聞を毎朝よみこなしているゼ」と言える方が幸せだと言えるね。勝ちだと言えるね。私はこれを「ヤンキーの幸福」と呼んでいる。ヤンキーは勝ち組なのだ(ヤンキーを劣等感と不適応感で心がねじ曲がった人間ととらえる人は社会の構造を何もわかっていない)。
 でも私はヒップホップのそんなところが大好きなので、栗田さん、あなたの言われるようにもっと勉強しますよ。
 そんなわけで応援メールも嬉しいけど反論、批判メールも嬉しいので皆さんどんどん送ってね。


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