Dr.エクアドルのJ-POP大好き目次へもどる。


2000年Jポップワースト10(01.1.30)

  2000年も終わったので恒例のベスト・ワースト10をやりたい。とりあえず 、嫌いなのは続々思いつくのでワースト10が決定!

1位 「TUNAMI」 サザンオールスターズ
 サザンについては何度か触れていると思う。説明不要の1位。誰にも異論はないと思う。誰にも異論がないなら、じゃあ、誰が聴いているのだろう。池田大作先生を信望する方々?いやいや、そうではありません。あなたの職場の部署に、学校のクラスにうじゃうじゃいるのです。サザンを聴く方が多数派なのです。世の中って恐ろしい!別 にマイナーを気取るステイタス主義者ではないけど、サザンが多数派なら少数派に与した方がいいやと思ってしまう。

2位 「クリスマスイブ」 山下達郎
 山下達郎は特別嫌いってほどではない。しかし、この歌はもう勘弁してくれ。十数年前から毎年毎年同じ歌がクリスマスが近くなると流行るなんておかしいよ。最近はなくなったと思っていた現象が、何故か今年になって復活!景気回復の兆しか?ユーミンとチャゲアスが活躍するバブルなんてもういいよ。

3位 「桜坂」 福山雅治
 中小企業女子一般職御用達ミュージック。給湯室のラジカセでかかりまくりだね。 こんなに流行って、街でも流れまくったのに、未だにサビ以外の部分を耳にしたことがない。反町君も歌うよね。竹野内君も歌おうよ。テレビあってのフクヤマ君なのに 、何で紅白出ないのだろう。

4位 「とまどい」 GLAY
 未来日記とグレイという最強の組み合わせで結構売れたが一昨年以前の勢いはないね、イソップ(ボーカルの人を私は勝手にそう呼んでいる)。健康優良ほのぼのビジ ュアル系ロックの時代もいよいよ終わりだろうか。

5位 「楽園」 平井堅
 濃い顔。オリンピックのハンマー投げの人と同じ系列だね。あと、松岡きっこの旦那とか。女性R&Bは大好きだが男性のは好きになれない。でも、出てきたときは強烈にいやだったが、今は結構なれた。

6位 「口笛」 Mr.Children
 いなくなったと思って安心していると突然ヒットチャートに現れる。そして、また いなくなる。いやな人たちだ。小林武志の今年のヒットは彼らだけだ。小林武志も影が薄くなったね。ミスチルとドリカムは、チャゲアスや小田和正が活躍したニューミ ュージックの時代と現在のJポップの時代を結ぶ過渡期のアーティストだ。Jポップ を準備したが未だJポップに非ず。人によって異論はあると思うがニューミュージック側に属する。

7位 「ZOO」 ECHOES
 ドラマとのタイアップとはいえ、今更のヒットは不愉快と言うよりはむしろギャグ 。カテーテル兄弟のテーマに使わせていただきました。辻人成の存在自体が悪い冗談だと思う。

8位 「忘却の空」 SADS
 少女漫画に出てくるロックな人ってこんな感じだよね。楠本マキのやつとか。「俺達はビジュアル系じゃねえ。本格ロックだ」みたいな発言も含めて、少女漫画の主人公を演じまくっているねえ。

9位 「RUN!RUN!RUN!」 大槻真希
 ブルーハーツはハイロウズで、ジュンスカはこの子やロンブーで頑張っている。頑張らないで欲しい。しかし、考えてみると、Jポップ内ロックってロックがかつて持 っていたワイルドさや危険さを払拭したほのぼのロックなのだから、ビートパンクとそりゃ相性いいはずだ。ケンヂ&ザ・トリップスは頑張らないのだろうか。

10位 「First Impression」 野猿feat.CA
 野猿はもういなくなり、折角みんな忘れているのをわざわざ思い出させてごめんなさい。TUBEとどっちをとるか迷った。CAはただのスタッフ。美人でもブスでもなく、いてもいなくても誰か別 な人に取って代わっても全く気にならない。素人を核に据えるとこんな感じなんだね。

 こうしてみると今年はニューミュージック的なるものがやけに目に付いた一年だった。10代の頃、ベストテン番組に五木ひろしとか出ていて、30を越えた人はみんな五木ひろしとか聴くんだと思っていた。実際30を越えてみると時代の雰囲気は若干変わっていて、五木ひろしを聴く人は50才より上っていうイメージがある。その代わりにサザンとかTUBEとかがヒットチャートに入ってくるということなのだろうか。それなら、それでいい。だが、そうでない気もする。私より、10以上若い人 たちが、宇多田ヒカルもいいけど、サザンもいいよねえとか言っている気がする。J ポップとニューミュージックの境は曖昧だ。ミスチルをニューミュージック扱いするなと主張する人も多いだろう。でも、もう少しの間、こだわっていたい。アムロちゃ んはドリカムよりましという視点でやっていきたい。  


Dr.エクアドルのJ-POP大好き目次へもどる。