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結構当たってる? (00.9.17)

 今年の頭にJ−POPの2000年に起こる出来事の予想を立ててみた(J-POP  2000年予想(00.2.6))。一体どれだけ当たって、外れているのか。今年も3分の2を 越えた今、中間報告と行こう。とりあえず、どのような予想を立てたか、以下に示す 。

1.「演劇アイドル」藤原竜也ついにCDデビュー。あまり歌が上手くない上にジャニ ーズ事務所の圧力がかかり、あまり売れず。
2.「なっちゃん」こと田中麗奈もポスト広末の座を狙い、デビュー。あまり歌が上手 くなくて売れず。
3. 誰もがすぐ消えると思っていたポルノグラフィティ、大ブレイク。J-POP界を甘 くみてはいけない。こういう謎の現象が時として起こる。
4. CHARA+YUKIに対抗して、POBOTSとヒステリック・ブルーのたくやでTAKUYA+たくや でデビュー。それにつられて、センチメンタル・バスの人もタクヤと改名。TAKUYA+ たくや+タクヤとなる。男だけなのでもちろん売れず。(そこまで書いたところでジ ュディ・マリが活動を再開。この予想すでにハズレ。)
5. ビジュアル系はインダストリアルが大好き。シャフト(バクチク+ソフトバレエ )のレイモン・ワッツ(PIG)に続いて、F.M.アインハルトをドイツから呼び出す (もちろん金にモノを言わせて)。メンバーはスギゾーとラルクのドラムの人とか、 GLAYのオカマみたいな人とか。バンド名はワッシャー(かっこいい!)。渋公あ たりでギグ。
6. 80年代後半のネオアコ、90年代前半の渋谷系に続く新たなモード・ミュージック の波が水面下で蠢き始める。それがどんなタイプのものなのか、お洒落と縁のない私 には予想不可能。だが、そろそろそういう動きがあっていいと思う。今までの路線を 貫こうとする小西康陽氏や田島貴男氏を尻目にファジーな男、コーネリアスこと小山 田氏は真っ先に飛びつく。
7. TRF誰も気付かないうちに解散。
8. ELT、解散。持田香織はソロで2曲ぐらい出して消える。(と、そこまで書いた ら1月下旬の段階で新曲が売れてしまった。解散は来年だね。)
9. IZAM、女装に行き詰まり、男の格好をし始める。もちろん売れず。
10. モーニング娘。にまた可愛い女子中学生が入る。そのままプッチモニのメンバ ーに。保田圭はたんぽぽに移籍

  今更ながら、「俺って炯眼?」。思いっきり外しているのもあるが、結構いい線いっているではありませんか。え?そう思わない?よし、それでは一つ一つの項目につい て検証してみよう。  

 まず、1だが、藤原達也のCDデビューの噂は既に立っている。売れないことは間 違いない。そもそも藤原達也がなんで演劇を指向してるかというと、それは歌が下手 だからでもなく、本人に演劇への造詣があるからでもなく、ジャニーズの圧力を恐れ てのことに決まっておる。それでそこそこファンもつき、バラエティの仕事もちゃん ととれているんだから、その作戦は成功だったといえよう。

 2は外れくさい。今のところ田中麗奈のCDデビューの気配はない。っていうか、 田中麗奈の人気のピークがどうやら過ぎてしまったようだ。すると、ポスト広末の座 は誰に?あだち充や「boys be」が大好きな少し気の弱いシャイな少年達のア イドルは誰?深田恭子や加藤あいは彼らには現実感ありすぎでダメだろう。すると池 脇千鶴?湿り気が強すぎる!うーん・・・だれだろう・・・

 3だが、ポルノグラフィティは、適当に今も売れ続けている。大ブレイクというに はまだまだだが・・・

 そして4。まず、ジュディマリが復活して、用なしになったヒステリック・ブルー は消えていった。センチメンタル・バスは適当に生き残って「高校野球ってパンクだよね」みたいな(正確には何て言ってたか忘れた)とんちんかんなロック論を垂れ流 している。2000年代だから許される発言だ。さらに第四の「ロリータ・パンクと いう名のほのぼのロック」が登場。最初。ジュディマリのYUKIのソロかと思った ら、それは曲名で、ホワイトベリーというバンドで、曲名がYUKIだった。全員本 物のロリータ(ロリータ18号のように実はおばさんというオチはない)!ファン層 は同じだと思う。

 5。ラルクアンシェルの方々は「俺達はビジュアル系などではなく、ナイン・イン チ・ネイルズあたりと比較すべきバンド」とか、発言しているそうだ。たわけた発言 だが、ハイドのルックスにメロメロの女性達も自分らがビジュアル系好きだとは認め たくないのだ。アーティストとファンでちゃんとかみ合っているのだ。送り手と受け ての幸福な関係。そっとしておこう。  エックスのヒデもナイン・インチが好きだったらしい。それから、グレイというほ のぼのビジュアル系バンドのおかまみたいなヤツ(影がうすい)はジム・フィータス が好きらしいよ。フィータスから何を学んでああいう優しさ音楽になるのかは全く理 解不能。  彼らはホワイトハウスやMBやミッシングファウンデーションを聴いてても  「♪そっと君の肩を抱き寄せて〜」  とか歌うんだろうな。変な人たちだね。

 6は気にしているが全くつかめない。今、プライドの高い消費者向けの音楽って相 変わらずサニーデイとか嶺川とかなんでしょ。モードの新しい波。早く来て欲しい。 みんなが庶民派になってもつまんないよ。関係ないけど、ゴダールを語らせたら日本 一の某東大総長の息子も結構モードくさい音楽をやっているらしい。ブランド・マン の息子はブランド・マンという当然の事実。  大沢伸一もかつてはモードな人だったが、J−POPの波に飲まれてしまった感が ある。だからこそ今の大沢伸一を私は聴く。

 7。ああ、とりあえずいないね。DJ kooの顔をたまには見たい。

 8。年明けから数曲ヒットがでたけど、やはりかつての勢いはなくなっているね。 五十嵐とかいう人が曲作りから撤退したらしい。「♪複雑な社会に」ってとこが好き 。「複雑な社会」。言えないよね、なかなか。さあ、みんなもそこだけ口ずさんでか みしめよう。「♪複雑な社会に」

 9。イザムもいなくなったね。もうきっと女の子の格好はしてないだろう。ビジュ アル系内の女装ブームも一段落の感がある。面白かったのに。ところで、この辺でマ リス・ミゼルを越える宝塚系のバンドが出現して欲しい。もうインディーズ界にはい るかも知れない。本物の宝塚に様式美を弱める動きがある。リアルタイム感のある芸 術表現に近づこうとしているらしい。嘆かわしい傾向だ。そんな今だからこそ・・・

 10。保田圭の移籍はなかった。保田圭。ますます目が釘付け。表情恐いよね。ゴ キブリコンビナート以外の劇団にはああいう感じの弾けた女が必ず1人はいるような 気がする。あと、カワイイ女子小学生が入った。まあ、当たりにしていいだろう。  まあ、そんな感じで、ただふざけて書いた割りには結構いい感じな結果 を出しつつ あるような気がする。ふざけて予想するとその通りになる平成歌謡界。ふざけた世界 だね。下らなくていいよ。だからJ−POPファンはやめられない。


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