no.65 去年は不調? (04.1.1)
毎年この時期にJポップ界の事件予想を立てているが2000年の時は我ながら結構上手くあたっていたと思う。誰も売れると思っていなかったポルノグラフィティのブレイクを当てたし。だが、2001年はダメだった。去年頭に立てた予想を振り返ってみよう。
1.GIZAから第5、第6のパクリアーティスト出現。
2.ビジュアル系の鉱脈掘り尽くされる。
3.新たな2世タレント今年も大活躍。
4.今年こそELT解散
5.つんくの捨て仕事増える
6.ゴスペラーズはもう少し売れる。
7.キロロ、花※花に次ぐ新たな癒し系デュオ出現。
8.ニューミュージック系、今年も大活躍。
9.「パパパパパフィー」最終回
10.B’Zの連続一位更新記録止まる。
まず、1.はもしかしたら出現したのかも知れないが、とりあえずヒットチャートに入ってくるような話題の新人は出なかったようだ。売れてないパクリ新人が出たのかも知れなくて、調べれば分かることだが、気分が悪くなる作業なのでやめとく。ハズレだハズレ。
2.はまあ、新たな勢力は登場しなかったな。当たりか。しょぼい当たりだな。それより、私にとってのビジュアル系内最大ニュースは「ガクト、キャラ立てる」。まあ、00年からキャラは立ってたのだろうけど、キャラがちゃんと歌番組等で認知され、位
置づけを得たと言うところだろう。ラルクなどはビジュアル系イメージを裏切るようなキャラの演出(中途半端なおとぼけ関西人)をしていて感じ悪いのだが、その点ガクトは徹していて偉いね。
3.もハズレ。めぼしい2世タレントは出現ならず。うーん、くやしいな。誰かいなかったかね。ゾーンとか誰かの子供だったりしないの?バンプオブチキンとか。
4.解散しなかった。ハズレ。
5.これが一番の見込み違い。「キッスの世界」だの「メロン記念日」だのへんてこな新人をプロデュースしまくっては闇に葬っていった2000年の勢いがさらに加速して、さらにワケ分からない新人がどんどん現れると予想を立てたのだが、変なグループはどんどん消滅、淘汰され、新しい変な集団も別
に現れず、つんくは仕事を絞ったようだ。モー娘。(とミニユニット)は相変わらずの活躍で、EEJUMPもまあ、人気で(後半はEEJUMP
featuring ソニンになっていた。なんだそれ。ただのソニンのソロじゃん)手堅く商売してたね。松浦亜弥もちゃんと売れた。今時珍しい表情の乏しいお人形さんアイドル松浦亜弥のファンがどんな男衆達か、想像すると少し背中が寒くなる。
6.これは当たりなのかなあ。結構2001年は売れたね。2000年より売れた気がする。まあ、当たりか。「もう少し売れる」ってかいたから的中か。しょぼい当たりだなあ。
7.0930はバラエティで色物として結構な活躍だった。歌の印象はない。さらに新しい新人の出現はなかったようだ。どうやらこのタイプ=ほのぼの系アコースティックブス2人組の流行は終わったようだ。ハズレ。
8.これが一番ちゃんと当たり。そして、一番あたって欲しくなかった。ユーミンは勢力を取り戻しつつあり、竹内まりや、アルフィー、チャゲアスもチャートに入ってきた。そしてまたしても桑田!40代の年とか言われていたな。それからミスチルとかドリカムとか、ニューミュージックというよりはJポップだが、90年代前半の私が邦楽暗黒時代と呼んでる時代の奴らも結構復活してたな。時計の針が逆に進んでいるかのようだ。
9.何でだよう。
10.これもハズレ。恐いね。
以上の検証で分かったことだが、「ハズレている場合は願望が入ってることが多い」ようだ。B`Zはもういいって気がするし、ELTは別 に何となく生理的に会わなかったりして、「早くいなくならないかなあ」とか思っていたりする。パフィーも決して嫌いじゃなかったが、なんか役割を終えた気がするんだね。そういう「こうなってくれないかなあ」みたいな気分が予想に反映されると当たらないようだ。そして、失望があると当たるのだ。「もう、サザンとか勘弁して欲しいけど今年も売れるんだろうなあ。」諦念が予想に含まれると当たるようだ。そういえばポルノグラフィを初めて見たときも「なんだこれ、こんなの売れるのかよ。でも、売れたりするんだよなあ(ため息まじりに)」みたいな気分だったな。