no.72 学生(02.6.17)
ゲルディスコVer.1(inフジタヴァンテ)で、いじめっ子の名前はジェイ、リュウイチ、イノラン。いじめられっ子の盲目小学生の名前がシンヤだった。そう、ルナシーだ。Ver.2ではもうルナシーネタは出来ないと言うことで結構悩んだ。結局いじめられっ子の名前を村上てつや、いじめっ子の名前をカオル、ヨウイチ、ユタカにした。これはゴスペラーズだ。名前が並んでいるだけでプッとなるグループといえばゴスペラーズだろ?しかし、村上以外のゴスペラーズのメンバー名はあまり知られてなく、いじめっ子同士名前を呼び合う場面
も少なかったので、気付いた人が少なかったようだ。村上てつやだけ気付いた人も多かったようで、「どうして村上てつやなんですか」と、アンケートに書かれたりした。
ところで村上てつやは、スピロ平太(当劇団の男優)と面識があるらしい。麿赤児が主宰する大駱駝艦という暗黒舞踏のグループの主催で、毎年伊豆で舞踏の研究合宿が開かれる。そこにスピロ平太が数年前参加したとき、村上てつやと一緒だったというのだ。ゴキブリ結成より前の話だ。麿赤児に暗黒舞踏を習う村上てつや。にわかには
信じがたい話だが、スピロ平太は本当だという。
村上てつやが気になるという人も多いようだ。もちろん私もその1人。気になるよね。派手なのか冴えないのか分からないルックスとファッション。カッコつけてる筈なのにあふれ出てくる強力な無防備感。しかし、そんな彼に強力なライバルが現れた。音楽的にはゴスペラーズの弟分に相当するハモネプ出身のあのグループ、ラグフェアだ。
最初ラジオかコンビニのBGMで彼らの音に接し、「なんかオザケンみたいな曲をアカペラでやってる人たちがいるなあ」ぐらいの印象だった。彼らのデビュー曲がちょっとオザケンぽかったのだ。その程度の印象だった。しかし、テレビで彼らが歌い、踊る姿を目にして、体に電流が走った。冴えない!あか抜けない!そして元気いっぱい!テンション高い!そして、強力な無防備感!
テレビで素人が出ることは別に当たり前のことだ。素人が歌い、踊る場面
も珍しいものではない。しかし、この素人感はなかなか出会えるものではない。どのような演出によって可能なのか?すごく不思議だ。
うーん、言葉ではうまく言い表せないなあ。なんか理系の学生コンパに迷い込んだ感じ?実際すごく理系臭い。メンバーに理系の人間が本当にいるか調べてみたが、分からなかった。大学院生はいるようだ。サークル臭いって感じもある。もともとサークルが母体になっているのだから当たり前だって?いいや、そうではない。サークル出身だからといって、プロのフィールドで活動しながらあれだけのサークル感を演出するのは相当なことだと思う。母体のサークルは埼玉
大学らしい。もしかしたら、理系というより地方国立大学のムードなのかも知れない。最近メンバーの交替があったようだ。脱退した人の理由は就職だという。
すごくイメージに沿ったエピソードだと思う。
一番派手な人の羽毛の首飾りみたいなのも謎だ。成人式にヤンキー系の女が首にかけてるみたいなの。あれ、どこで流行っているのだろうか?彩
のくにではあれがいまいけてるのだろうか?あのもっさりした派手さはヒステリックブルーのTAMAちゃんに通
じるものがあるな。
あと一番地味そうな眼鏡君(ガンダムに詳しそう)は、案の定福島県福島市出身だ。私と同郷。予想を裏切らなさすぎ!名字の引地は、あの地方でよくある名字。クラスに1人は必ずいる。あと、斎藤、宍戸も多いよ。
地方国立大学、サークル、視聴者参加番組の企画もの、といった要素がうまいバランスで作用して、この無防備感を出せているのだと思う。とっても貴重だと思う。あと、何曲で消えるか分からないし、来年の今頃はみんな忘れていると思うので、チェックするのなら今のうちだ。仮に予想を裏切って息長く活動したとしても、花花や岡本真夜、aiko(「花火」のビデオクリップをみたときやはり体に電流が走った。)を今更みても別
にビックリしないように、いつのまにか変な集団じゃなくなってしまっていることだろう。まだ見てない人は見ておくなら今のうちだと思います。今が旬です。