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no.81  味わい深い演歌の題名2 (03.4.25

 島田のブンブンって何なの?だれか、教えて!

 さて、ゴキブリコンビナートHPメインコーナー「Dr.エクアドルの演歌大好き・」へようこそ!前回では地名を中心に印象に残る演歌のタイトルを鑑賞してみたね。今回からは地名にこだわらずにいろいろ見ていこうと思うよ。前回の反省点は、「愛」を感じさせられなかった事かな?重箱の隅をほじくるような感じ悪いつっこみに終始しているような印象を与える文体になってしまったね。そうじゃないんだ。決してそうじゃないんだ!僕は演歌大好きさ!カラオケ行っても必ず、2曲ぐらいは演歌入れるよ!さあ、今回も素敵なタイトルの数々を、そのニュアンスを骨の髄まで味わい尽くしてみようじゃないか!そして、俺の愛を感じてくれ。

その1:人生
ヒット曲「浪花節だよ人生は」でもわかるように、演歌のタイトルには「人生はこういうもの」と決めつけるのが多い。かなり強引なのもある。その勢いづいた感じから学び、明日への活力を引き出すのだ!

人生そこそこ70点(中村美津子)     うーん。明日への活力がわいてきそうだ。ってわいてこねえよ!
神與なんだよ人生は
(琴 けい子)   これは沸いてきそうだ。そうだ!人生は御輿だ!担げ!担げ!・・・意味わかんねえ!
御意見無用の人生だ
(椎名佐千子)    そうだ!文句言うな!
人生晴れたり曇ったり (瀬川英子)  そうだ!俺の人生なんて曇りっぱなしだ!
人生袋小路なし(高丘純一)       本当か!
おつかれれさまが人生さ(米倉ますみ) なんだそりゃ!
人生三万六千五百日(嶺よう子)      
つうか、長生きだね、あんた。

人生ネタではこんなのも・・・

蛸焼き人生(川中美幸)ラーメン人生(田中慎夜) 栄養失調になりそうだね。

その2:音頭
音頭は演歌の無法地帯。いつもは渋くきめてる演歌歌手達も「音頭」がつけばアナーキスト。さあ、何でも「音頭」をつけてやれ!

オーシャン音頭(中村美津子)          オーシャンだなんて、ハイカラだね
リハビリ音頭
(新井三津子)          どこでかかるのか確認したい。
神戸復興音頭 (押部健雄 )            絶対あると思ってたよ。
単身赴任音頭(英 真二)            ありそうではあった。
マイク片手にカラオケ人生音頭(川中美幸) すごいね。
日本列島しばらく音頭(潮えい子)         よくわからん。
上下さわやか音頭(西森美香)            これも意味不明。
2002年ばあちゃん(ハルモニ)音頭(神野美伽) なんかの間違いだろ?
音頭とうふ天国(川中美幸)           川中美幸は音頭が好きだな。これは便乗だね。「おさかな」の

・・・と、いいわけで次は
その3:便乗  
誰かが金のなる木をみつけたらなりふりかまわずしがみつけ!柳の下に2匹目のドジョウがいるかも知れない!オリジナリティなんて野暮なことは言うな!

おや親だんご (おや親だんご)          一見意味不明だが、ジャケットをみると、クシに5つのだんごが突き刺さったイラストが!
津軽海峡冬元気(さいたまんぞう)        あ、さいたまんぞうは反則ですね。  
女もつらいよ(神野美伽)              このくらいは普通か?
酒季の歌(白川桔梗)              まさかと思って確認したら星野哲郎氏による歌詞はやはり四季の歌のパロディだった!

その4:女
演歌とは女心をあるときは切なく、あるときはしたたかに歌うもの。

女のぐい呑み(阿月夕子)            やだなー。
女阿波踊り(大川真智子)            なんかエロいなー。
最後は女の出番で決まる(梶山みさ江)      そう言うんだからそうなんだろうな。
涙は女の化粧水(瀬川英子)            違うと思うよ。

その5:男 
演歌とは男心を ・・・

男の新世紀(大樹ゆたか)            かっこいいなあ。
すごい男の唄(三貴哲成)             聴きてえ!
俺はみちのく色男(門脇陸男)           聴きたくありません。

「俺は・・・」系のも入れてみました。

俺は明日も頑張るぜ(鹿島滉人)         結構お気に入りです。
俺は職人(ディック平川)             これもいいっスね

その他、何となく男らしいのもいれてみました。

土俵の鬼(森進一)               別 に変じゃないんだけど、森進一の歌とは思えないので
でっかいぞ(江川三郎)            何がでっかいのだろう。
闘魂(姿 憲子)                猪木?

その6:男と女
所詮世間は男と女・・・

男と女のとっておき(順 弘子)         イメージがふくらむね。 
男と女の英会話
(五島有紀)          確認してないが、コミックソングだったらがっかりだ。
男と女のインタビュー(田代美代子)       残念ながら梨元も参加の企画モノ。cwは「インタビュアブルース」だって

「夫婦」とか「二人」とかつくやつも集めてみました。

陽気な二人はルンラン気分(琴美&琴幸)    本当に演歌なんだろうか?演歌じゃないとしても変だけど。
夫婦じゃんけん(笹 みどり)           「夫婦人生、駆け引きは、上手に勝って上手に負けて、しょせん『相い子』のふたりづれ」だそうです。 

その7:人名
「♪男命の〜全てをかけた〜松下村塾〜」と歌う尾形大作の「吉田松陰」は衝撃だった。何となく意味ありげにイメージをふくらませる地名と比べ、人名はダイレクトでとってもベタだ。

木村三郎51才(宮地オサム)         誰なんだろう。
織田信長(沢 ゆかり)            威勢のいい歌なんだろうね。
紫式部(篠田喜美子)             こちらはおとなしそうだ。

その8:激渋
演歌の真骨頂。酸いも甘いもかぎ分ける大人のディープで深い部分、あつい情念世界を感じさせるタイトルは・・・

夜叉海峡(坂本冬美)            なんか凄そうだ。
飢餓海峡(石川さゆり)           これも凄い。
三味線オホーツク(金田たつえ)      題名聞いただけで手がかじかんできそうだ。

オホーツクさぶ(大塚春樹)        どんなヤツなんだろう。人殺しぐらい平気でしそうだ。 
ダム(佐藤 憲)              渋すぎる。本当に演歌なんだろうか? 
日本刀( 辰巳幸次郎)            一言タイトルって迫力あるな。
遺書(沢 竜二)              演歌番組で「次の曲は『遺書』です」って紹介するのだろうか?
二代目淡海役者しぐれ (島 晃司)    全く意味わかんない。けど凄い。

その9:脱力  
その8と逆に、渋さのかけらもないなめたタイトルを集めてみました。

いただきます(天童よしみ)        演歌だと思わなければ別 に変じゃないのだが・・・
思案中(都はるみ)           最初みたとき、まさか曲名だとは思わなかったよ。
そして再婚(朝月廣臣)         「再婚」はないだろう、「再婚」は
演歌娘21(大沢桃子)           ふざけてるのだろうか?
北国汽車ぽっぽ(桂川宗子 )        なんだこれは?
この歌で出直すわ(香川まゆみ)      「この歌」ってその歌?自己言及

アニャー約束が違う(加藤まさかつ)    どっかのHPでみつけたんだけど、まさか誤植だろうね。
オヤジ先生(千昌夫)            これも力が抜ける題名だな。
馬鹿は死ななきゃなおらない(木村友衛)  植木等風とみた。
酔ったほうが勝ち(キム・ヨンジャ)     あちらの国ではそうなのか?
家庭外恋愛(黒沢年男)           ある意味シブい。
積み木くずし(島倉千代子)         娘の不良化が演歌の題材になったのだろうか?
雨天決行(清水けんじ)           何を決行する歌なんだろう?
お前苦労かけるね (下北二郎)        散文的過ぎやしないか?  
ふるさと愛だっちゃ(庄司恵子)        ラムちゃん語やめてほしい。宮城弁なんだろうけど。
風は津軽にいつ吹くの(白川千恵美)    寝ぼけた質問だ。
ぼけたらあかん長生きしなはれ(杉良太郎) 本当に杉良太郎がこんなタイトルで歌うわけがない。なんかの間違いだと思う。
うまかもん( 高橋キヨ子)          お菓子の名前だろうか?
サンゴ礁だぜ三度笠(鳥羽一郎)     こんな題名の曲が存在するはずがない。なんかの間違いだと思う。      
どうぞ不幸に(中条きよし)      なんかの間違いだと思う。
盲導犬よありがとう(三藤紘子)       演歌じゃなくてもそんな題名つけない。      
給料日(三船和子)             演歌じゃなければ問題ないタイトルかも。

その10:意味不明
もはや意味が分かりません。

大阪おばけ(浅田あつ子)          分かりません。
四次元酒場(青木亜衣)             分かりません。
一杯200YEN(桂木龍一)            そうですか。
米百俵(鎌田英一)              そうですか。
母子杖(佐倉夏子)              身障者親子ですか?
爺のしゃんこりん(爺斉藤)          なんですか?
袴をはいた渡り鳥(島津亜矢)        いません。
ムニャムニャ(高城ゆり)           コメントできません。
アンアンしなけりゃ意味がない(長保有紀)   わかりません。
山が動く(中村あきら)            そりゃ大変だ。
人間砂漠(畑かずひさ)            ひたすら怖い。
ぼくは大根(はたのぼる)           多分違います
東京ひとり言(はたてるお)         やめた方がいいです。 
空に刺さった三日月(安田一葉)       現代詩でもそんな言い方はしません。
トマト女房(夢路あかり)           野菜と結婚したのでしょうか?

その11:その他
ジャンルからはみ出たものです。

シナの夜(胡 美芳)             中国人が自ら言ってるのだからいいのです。
こんな日本に誰がした(斉藤寿々夢)    こわい。
軍国子守歌(塩まさる)           これもこわい
馬鹿ったれ!(高石正三)          怒られた。
おかけになった番号は(三沢あけみ)     ・・・

ざっとタイトルだけひたすらあら探ししたので、もしかしたら演歌じゃないもの、演歌歌手によるものだけど、企画モノとしてねらったものも混じっているかも知れない。いくつかは本当に実際に聴いてみたい。



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