no.90 100年に一度ぐらいは正義の味方面 してみるか (03.4.9)
GGフェスのとき、劇団自己紹介文中でふざけて「社会派」という言葉をいれたため、今でも社会派として紹介されることがある。しかし、本当は全然社会派じゃないね。普通
社会派といわれる連中は問題意識を喚起することを目的とする。つまり、「面白おかしいことばかり求めてないで、もっと重要な問題を考えよ」というメッセージである。快楽より正義、道徳である。我々の活動にそういう意図はない。つうかそういう意図の人たちって大嫌い。
2年ぐらい前平和イベントに呼ばれたりもしたが、反戦運動とかしている演劇人も大嫌い。本当に反戦運動がしたかったらDr.エクアドルではなく、全くの個人名義で劇団とは関係なくやる。そして、劇団なんかやめる。
ところで反戦運動といえば、某アングラ劇団の主宰R氏が有名だが、去年とある演劇祭で顔を合わせる機会があった。初対面
の人間に高圧的な態度で接するタイプで一発で嫌いになった。反戦運動なんてやってるやつは感じの悪いやつばかりに決まってるという先入観をますます強める結果
となった。
そんな感じで、正義の側に立って発言など死ぬ までするものかと思ってきたDr.エクアドルであるが、悪マニvs株式会社ウェディングのバトルにおいてはついつい悪マニ側を応援したい気持ちになる。
悪徳宝石デート商法会社ウェディングがんばれ!
と言う気にならない。何でかな?別に自分が被害にあったわけでもないのに。
ここまで読んで、え?悪マニって何?株式会社ウェディングって何?って思った方も多いと思う。つうか、これを今読んでる殆どの人はそう思ってるのでは?演劇ともJポップとも関係ない話題だからね。いろんな演劇系サイトを渡り歩くのが楽しみってタイプの人には絶対知り得ない場所で大変な話題が持ち上がっている。それはgoogle八分の刑
であり、悪徳商法会社による掲示板管理人への6000万円の損害賠償請求であり、その悪徳会社と結託した京都府警による理不尽な追求行為である。
google八分とは何か?google日本支部には株式会社ウェディングの圧力がかかっているので、ウェディングの悪口を書くと検索エンジンからリンクされなくなるらしい。つまり、
株式会社ウェディングは悪徳商法会社である。 株式会社ウェディングは悪徳商法会社である。 株式会社ウェディングは悪徳商法会社である。 株式会社ウェディングは悪徳商法会社である。 株式会社ウェディングは悪徳商法会社である。
このように書くと、ゴキブリコンビナートで検索しても当サイトが表示されなくなる可能性があるのだ。そして、「おたくの悪口のせいで売り上げが激減した」と多額の損害賠償が請求されるのだ。恐ろしい!
で、このウェディングなる会社がどのように悪徳なのかというと、男には女が電話をかける、女には男が電話をかける、という形で勧誘電話をおこなう。宝石の販売という目的については一切告げず、不意打ちの電話ナンパみたいな怪しい電話をかけてきて、「一度会おうよ」みたいな形で販売店に誘い込む。断るのが苦手な心優しい純朴君がのこのこと販売店についていくと、そこでは数時間に及ぶ勧誘説教を受ける羽目になる。その内容も「結婚指輪を彼女(彼氏)もいないうちから買っておいた方がいいので、この100万円の指輪を買え!」というめちゃくちゃなもので、常識で考えると買う方がおかしいようなものだが、ついつい空気に飲まれて、そしていつまでも帰してくれない、話を打ち切らせてくれない、断ると相手の態度が一変するなどで不安が高まって契約書にサインをしてしまうらしい。
これはあくまで噂であって本当かどうか私自身が経験したことでもなく、もしかしたら全く根も葉もないデマかもしれない。株式会社ウェディングもそう主張する。そして、そのような悪徳呼ばわりするサイトには削除要求を行い、プロバイダーにもクレームを出し、検索エンジンには圧力をかけ、キーワードが辞書みたいに表示される日記サイトでは管理人による日記内容の改竄行為も行われているらしい。
こういう事態を目にして、がんばれ、悪徳商法会社!言論の封殺もっとやれ!といえず、弱い消費者の味方であり、もしかしたら正義の立場ではないかも知れないが、結果
的に消費者救済に貢献している悪マニの方を応援してしまうのは、日和ってしまったってことなんだろうか?
中でも許し難いのは悪マニ管理人beyond氏を呼びだした京都府警の人間の発言である。京都府警とウェディング社との間にどんな利害関係があるのかは知らないが、完全にウェディング側に立って「掲示板による消費者救済などやめろ」みたいなことを言っている。警察が人格者の集まって清い組織だなんて思ってはいなかかったが、取り調べってここまで法を無視したむちゃくちゃなことを言うのね。これはちょっと驚きだった。ここでも警察を応援するつもりになれなかった。
もちろん私は世の中から悪徳業者が一掃される理想社会を目指そうなんてちっとも思ってないし、警察は浄化されるべきなどということを主張するつもりもない。っていうか「べき」とかそういう言葉では語らない。社会悪は消えない。また、はっきり言うけど消えればいいと言うものですらないと思っている。
でも、悪なら何でも応援するという立場でもないようだ。好きな悪もあれば嫌いな悪もある。嫌いな正義もあれば、ごくたまに好きな正義もある。100年に一度は正義の味方を応援するような発言してもよいではないか。
ということで
がんばれ悪マニ!
ところでウェディングに関してはかなり発言しにくい風潮がある中、ネットでそうなら出版メディアなどなおさらだろうと思っていたら、雑誌「サイゾー」がかなり鋭く切り込んでいる記事を掲載している。「テレビに切り込め演劇人」特集でテレビに全く切り込んでいない私に取材してくれただけのことはある。だからついでに
サイゾー、すばらしい!最高!次回の公演告知もよろしくお願いします。