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no.99 2004年ワースト10 (05.1.31

 最近誰かから聞いた言葉で

「誰(何)が好きか」よりも「誰(何)が嫌いか」が一致する方が気が合うことが多い。

というのがあり、真理だと思った。
 大体において大体好きなモノ、人が一致する人間に好感をもった例しがない。
 去年一番感動した映画は「ドッグヴィル」だが、「ドッグヴィル好き」とか言うやつの99パーセントは私にとって敵だと思う。いけすかないって感じることが多いのではないか?
 映画ではサム・ライミ監督とか好きだが、「サム・ライミ好き」ってヤツも殆ど会話するとむかつくようなヤツばかりだろうな。
  逆に岡崎京子嫌いだとか聞くと仲良くなれそうな気がする。
 なんだか嫌いな物を知った上での方が逆に相手の好きなモノに対してもどういう気持ちで好きなのかが見えてくる。
 だから嫌いな物をあげつらうことは人間にとって大事なことなのだ。だから皆さんもどんどん「アレが嫌い。コイツ嫌い」って言いましょう。

1位 チキンライス 浜田雅功と槇原敬之      

 マッキー去年に続いて2年連続一位 !詞は松本人志。松本より送られてきた詞を読んで感動し、泣くマッキーの姿に理由もなく神経を逆撫でされる感覚を覚えたのが一位 の理由。詞に対しての俺の感想は「ゲイシャガールズ」は遠き昔になりにけり。といったところか。 あれは面白かったな。テイ・トウワは嫌いだけど。あ、マッキーもYMOファミリーだ。

2位 応援歌 湘南乃風     

 三木道三以降久しぶりの人道主義ヤンキーレゲエ。実はサビしか聴いたことない。他は聴かずとも分かる。これは最低だ。ヤンキー+励ましってのは最悪の組み合わせだ。

3位  裸 VoVoTau      

 実はCDを買った。ちょっと気になる曲だと思って。そう、曲はそんなに悪くない気がする。アコースティックながらジャジーでもあり、ヒップホップ的でもあり・・・ちょっとモード系?・・・凝った音だと思う。最悪なのは詞だ。またしても励まし。つうか前向きじゃないからといって断罪までされたくないよな。励ましどころかかなり攻撃的に前向きさを訴える。もっとどうでもいいこと歌えよ。

4位 sigh  Mr.CHILDREN    

 ミスチルに関してはもう何度も悪口を書いたのでもう今更言うべきことは何もない気がする。だからワーストに入れるのももうやめようといったんは思った。毎回いれてるし。っていうか、これだけコンスタントに売れてるのにその活動に誰も気付いてない人たちも珍しい。とっくに解散したと思っている人も多いのではないか。桜井氏が脳の病気から立ち直ったこともファン以外には余り気にされてない。そんな存在の薄い人たちをわざわざあげつらうのもなあ・・・と思っていたのだ。
 と、思っていたらレコード大賞取ってしまった。平井堅の辞退で。だから今回のランクインは受賞記念ってことで。
  あと、カップヌードルのCMも俺は苦手だ。

5位 (タイトル失念) SACRA    

 一昨年森山直太郎のさくら(独唱)がヒットし、実は2004年も何故か結構売り上げている。で、河口恭吾が「桜」を歌い、ほぼ同時期にこの歌が売れた。このサクラブームは一体何だったのだろうか?河口恭吾もなんとなく不快なので、どっちを入れようかと迷った。こちらはSACRAという綴りが何となくむかつく。

6位 ココロオドル nobody knows    

 hiphop勢の中ではこれがワースト。でも分かんない。好きになったりして。

7位 愛と欲望の日々 サザンオールスターズ    

 さて、2004年もサザンが大活躍だったね。「彩 〜Aya〜」「君こそスターだ」と3曲もヒットさせた。コンサートでは当分「TSUNAMI」は自粛かねえ。そんなことはないか。「TUNAMI」風のしっとりしたバラードもそれはそれでサザンってだけで不快だが、こういうハジけっぷり全開な曲の方が今の俺にはよりつきささってくる(不快感が)。PVのダンスが俺にはげしく突き刺さってくる!
 俺は四半世紀に渡ってサザンを嫌い続けているのだ。

8位 明日 平原綾香

 いや、べつにこの人嫌いじゃないんだけどね。ランクインした他のアーティストはみんな嫌いだけど。別 に気にならない。それにしてもなんか年齢不詳だね。調べてみるとまだ二十歳ちょいすぎぐらいらしい。生で見ると結構かわいいってのをどっかで読んだような気がするけど本当かよ!ヒットした「jupiter」は金八先生で何故かかかるね。意図不明だね。高い声と低い声が同時に流れる気持ち悪さが受けたんだね。今の若い人こんなの聴いてんの?どんな若い人?無軌道な生と性を生きるギャルどもじゃないことは確かだね。
 でも、まあ、「jupiter」のヒットに関しては 謎は謎だが、なんか真新しい企画って感じもするし、なんか今まであまり聴いたことない感じもするし、まあいいとしよう。問題はそれでメジャーに躍り出た誰もが期待する次の曲だ。クラッシックのカバーとか特異な企画抜きにオリジナルで勝負!面 白いとこ何もないじゃん。なんか地味に不気味だな。
 でもまあそんな嫌いじゃないし好きでもないしどうでもいい。

9位 笑 笹川美和 

 いやコレ、2003年の曲なんだけどね。今、去年書いたワースト見てたらこれが入ってないことに衝撃を受けたので、今年のに入れとく。え?そういうのダメかね。いいじゃん一曲ぐらい。とにかくどこのエスニック風なのか分かんないけど、ブルガリアンボイスみたいな声で「笑い笑え〜泣き笑え〜」は強烈過ぎる。全身戦慄が走るほどの気持ち悪さ。絶対ワーストに入れないわけにはいかないのである。去年入れ忘れたので今年のに入れるのである。

10位 朧月夜 中島美嘉

 葉加瀬太郎+中島美嘉かい。この組み合わせ。悪くないね。「ヤンキー+励ましはダメ」とか「ダウンタウン+マッキーはダメ」とか、組み合わせのセンスから来る不快感が今年のワーストのポイントになっているが、これは好印象!インチキ臭さがタメ張ってて大変よろしい。中島美嘉は大沢伸一なんかと組んじゃダメ。オリジナル・ラブとかカバーしてもダメ。次はMCATと組みなさい。
 
追記(2月1日) ・・・「葉加瀬太郎はインチキ臭い」などと書いたが、本当はインチキ臭くないのかも知れない。クラッシク音楽というアカデミックな世界できちんと評価されているのかもしれない。クラッシックよく知らないから判断できない。髪型と名前と体型でインチキ臭く感じるだけかも知れない。だとしたら凄く損してるね。だってとても真面 目にやってると思えないもの。

 どうだい、俺の「嫌いなもの2004」。君の嫌いなモノと一致しまくったかい?一致しまくってお友達になりたくなったかい?ギター侍入れて欲しかったかい?入れないよ。

 次回はベスト10を発表しますって、・・・オイ、もう1月終わるじゃん


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